この考察の主軸である「FRIENDS」というアルバムについて。
ここを押さえておかなくては、話を進めることができませんので
まずは一緒におさらいをしておきましょう。
1つのストーリー性を持たせたコンセプトアルバムとして、1992年12月9日に発売されました
収録楽曲は以下
Prologue.「Friends」
SCENE1.「いつかのメリークリスマス」
SCENE2.「僕の罪」
2‐2.「Love is …」
SCENE3.「恋じゃなくなる日」
SCENE4.「SEASONS」
SCENE5.「どうしても君を失いたくない」
6.「いつかのメリークリスマス(Reprise)」
曲順に「#1」とかではなく、Prologue、sceneという表現が使われているのも特徴的です。
いろんな意味がある「scene」という単語ですが、ここでは「出来事・エピソード」という意味でつかわれていると思います
このアルバムには5つのエピソードが収録されている、ということですね。
4番目の「Love is ...」と6番目の「SEASONS」、8番目の「いつかのメリークリスマス(Reprise)」はインストゥルメンタルで、「Love is ...」は「恋じゃなくなる日」のアレンジとなっています
「Love is ...」は、「僕の罪」と「恋じゃなくなる日」の間に「2‐2」という表現で入っていので、この2曲はエピソードとしては別だけど、話としては続いていることを示唆しています
そして最後に「いつかのメリークリスマス(Reprise)」で締めくくりとなります
曲を「エピソード」として紹介しているこのアルバムということもあって、個人的にはこの(Reprise)はミュージカル的な側面があるのかな?と思っています。
Repriseは、ミュージカル界では「人物の心情の変化」や「作品テーマの印象付け」といった効果があるといわれています。
「いつかのメリークリスマス」に出てくる男性の心情の変化なのか?
「いつかのメリークリスマス」を印象付けるためのRepriseなのか?
次の記事から、5つのエピソードを1つづつ読み解いていきます!
2024.01.21
追記 諸般の事情によりNOTEより移行いたしました