wataame_1985の日記

B'zファンです。歌詞考察がしたくて始めました

【必読】説明と注意事項

みなさん、初めまして。根っからのB'zファンの迷子のわたあめと申します。

ここでは、ストーリー性を持たせたアルバムである「FRIENDS」に描かれた恋を考察していこうと思っております。

考察の性質上、解釈違いなどで気分を害する方もいらっしゃると思います。
また「FRIENDS」「FRIENDS Ⅱ」「FRIENDS Ⅲ」に収録された楽曲を中心に、収録外からのピックアップ&考察も書き連ねていこうと思っております。
あなたから見たら、無理筋での考察や曲がった解釈も含まれるかもしれません。

次の記事から考察を書き連ねていきますので、苦手な方はここでブラウザバックをお願いいたします。
また、文章を書きなれておらず、見苦しい改行や誤字、無駄な句読点も多く含まれると思いますので、重ねてご理解をお願いいたします。

最終的には、「FRIENDS」のストーリーをしっかりと考察&回収し
一つの物語に昇華させることができれば、と思います

では、みなさま。
よろしければ、私の考察にお付き合いくださいませ。

2024.1.20

追記 諸般の事情でNOTEから移行いたしました

「FRIENDSⅢ」の考察について

みなさまお久しぶりです。

なんと、前回からもう1か月近く開けてしまったんですね。

申し訳ございませんでした。

いやぁ、新しい仕事に慣れていないとはいえ、さすがに反省しています

 

今回から、最終章である「FRIENDSⅢ」に入りますので、週一更新目指して

コツコツと更新していきます。

 

ということで、まずは収録楽曲のおさらいを。

<収録曲>

1.harunohi

2.シーズンエンド

3.ミダレチル

4.Friends Ⅲ

5.Butterfly

6.こんな時だけあなたが恋しい

7.GROW&GLOW

 

全7曲が収録されています

 

1曲目のharunohiは、3曲目「ミダレチル」のインスト曲となっております

 

さて、こうやってみてみると違和感がありますね。

みなさんは、気づきましたか?

 

<考察>

FRIENDS・FRIENDSⅡでは1曲目に収録されていたインスト曲が、このアルバムでは4曲目に収録されているんですよね。

FRIENDSからまとめて並べると

Prologue.「Friends」
  SCENE1.「いつかのメリークリスマス
  SCENE2.「僕の罪」
         2‐2.「Love is …」
  SCENE3.「恋じゃなくなる日」
  SCENE4.「SEASONS」
  SCENE5.「どうしても君を失いたくない」
            6.「いつかのメリークリスマス(Reprise)

 

1.FRIENDSⅡ

2.SNOW

3.傷心

4.BABY MOON

5.sasanqua~冬の陽

6.あるひそかな恋

7.きみをつれて

 

1.harunohi

2.シーズンエンド

3.ミダレチル

4.Friends Ⅲ

5.Butterfly

6.こんな時だけあなたが恋しい

7.GROW&GLOW

 

こうやって見てみると「FRIENDSⅢ」の3曲目「ミダレチル」まではFRIENDSⅡの延長なのでは?という印象を受けますよね。

5曲目・6曲目に関しては女性視点の歌詞。7曲目はこれまでと違うなんだか幸せに過ごす2人が描かれたような歌詞で、4曲目の「FriendsⅢ」を境に曲の雰囲気もガラッと変わっちゃうんですよ。

 

アルバムの真ん中に来た「Friends Ⅲ」の意味を考えながらアルバムを通して聴いてみてください!

 

次回からは各曲の考察に入っていこうと思います!

 

では、今回はこの辺で。

 

「B'zの日」特別企画 大好きな曲「NATIVE DANCE」を語る!

ご無沙汰しております。

今日、2/26は「B'zの日」ということで

今までFRIENDS関連考察のみでやってきましたが、今日は僕が大好きな曲を、FRIENDSに関係ないのですが考察していきたいと思います

 

たまの息抜きにお付き合いくださいませ

 

では、まずは恒例の。

 

NATIVE DANCE

 

飾りすぎてたみたい

無理してたわけじゃい

喜ぶ顔だけを

見たがってたアオい自分

 

ホレたから

なおさらに時間かかったけど

一度あなたに見てもらう

必要があった

ありのままを

 

ちゃんとみてボクの最高の涙

何も隠さないから

理由がわかるなら抱き締めて

野生に戻るよ NATIVE DANCE

 

借りてた恋愛小説

さっぱりわからなかったよ

譲ってくれたビデオいかしてる

いつも見てるよ

 

誤解のもと生みそうで

おじけづいたけど

むしろ難解なゲイジュツ論

続ける方が危なかった

 

ちゃんとみてボクの最高のステージ

何も隠さないから

キライならキライと合図して

それからはじまる

あなたが悲しむようなこと

するつもりはないから

もう少しだけ見守って

足を踏み鳴らして

NATIVE DANCE

 

ちゃんとみてボクの最高のステージ

何も隠さないから

キライならキライと合図して

それからはじまる

あなたへの努力はいつまでも

惜しむつもりはないよ

お互いの裸の声だけが

導いてくれる

NATIVE DANCE

 

さて、好きポイントを語る前に、避けては通れないこのはなしを。

みなさん、B'zに限らずだと思うんですけど。「〇〇のファンなんです」って言うと必ず「どの曲が一番好き?」って聞かれたりしません?「おすすめ」の場合もあるかな?

僕は、B'zの曲についてこう聞かれると、いつも困っちゃうんですよ。

B'zの曲って、その日のテンションとか最近あった出来事で、刺さる曲がかわりません?

だから、簡単に「一番好き」って言えないんですけど。

いつ聴いてもコンスタントに気分がほっこりする曲がいくつかありまして。その中の1曲がこの「NATIVE DANCE」なんです。

 

では、好きポイントを語っていきますよ!

 

 

好きポイント1

「嫌われる勇気」

喜ぶ顔だけを見たがってたアオい(幼い)自分から脱却するために、飾りすぎてた自分を脱ぎ捨ててありのままを見せる!!

つい僕は感情移入してしまうんですよ。「わかる~」を通り越して「俺じゃん!!」ってレベルで。

やっぱりさ、好きな子には「格好よく思われたい」「好かれたい」じゃない。

 

ホレたからなおさらに時間かかったけど

 

誤解のもと生みそうでおじけづいたけど

 

この表現にグッとくるんですよ。「けど」に。そこを乗り越えて伝えるんだ!!っていう勇気がね。かっこいいですよね。好き!

 

好きポイント2

「さりげない価値観の表現」

2番のAメロ

借りてた恋愛小説

さっぱりわからなかったよ

譲ってくれたビデオいかしてる

いつも見てるよ

この部分、ぱっと見「男性側の視点だけ」描かれてるように見えるんですけど、女性側の価値観がしっかり書かれていることで、二人の価値観のズレがはっきりわかるようになってますよね!ね!!

ま、まぁ。ね!で終わらせたらブログにする意味なくなっちゃいますし、蛇足かな~って思うのですが、説明しちゃいますね。

女性にとっては「恋愛小説=お気に入りだから貸す」「ビデオ=もう見ないから譲る」ってことなんですよ。それに対して男性が「小説はわからないけどビデオはいつも見てる」って言うんです。

こう、たった4行の歌詞で、二人の価値観の違いが描かれるのもかっこいいでしょ??ここも大好き!!

 

好きポイント3

「全力のフォロー」

飾っていない自分を見せることで、「喜ぶ顔」以外も見ることになったり。ありのままの自分に対して「キライ」と思われる可能性があるんですけど。

キライなら振ってくれていいですよ~、とか。俺はこういう人間なんですよ~っていう開き直りじゃないんですよね。

 

キライならキライと合図して それからはじまる

 

あなたが悲しむようなこと

するつもりはないから

もう少しだけ見守って

 

あなたへの努力はいつまでも

惜しむつもりはないよ

 

この部分!もう大大大好き!!

ありのままを見せた後のこのフォロー!飾るのをやめたのは悲しませるためじゃないし、努力だって惜しむつもりはないんだよ!っていうフォロー!

キライって合図をもらって、そこからやっと始まるんだっていうセリフ

いいですよね。

 

本当に好きになったから、飾ったままの自分じゃなくて本当の自分を見せたい

そして、それでキライな部分があったら伝えてほしい。

悲しむようなことをするつもりもないし、努力も惜しまないから

 

いつか誰かが歌ってた「愛してるって言わなくなったのは、最近本当に愛し始めたからだよ」的な印象です。

 

曲のイメージというか、シチュエーション的には、付き合ってしばらくたったくらいの時期だろうな、って感じがするんですよね。

 

なので、この曲は「付き合ってすぐ」か「付き合ってちょっとして、勢いが落ち着いてきて、お互いに本当の自分を見せる必要があるな」って時に聴いてほしいですね!

 

できれば付き合ってすぐに、背伸びをしすぎないための教訓として♪

 

 

ということで、「B'zの日」特別企画はこれにて。

いつも以上に何が言いたいかわからない記事になっちゃいましたね

 

では、次回のブログでお会いしましょう

周辺考察「Warp」について

前回の記事で「FRIENDSⅡ」の考察がひと段落ついたので、今回は周辺考察に入りたいと思います

 

今回取り上げる曲は「GREEN」に収録されている「Warp」という曲です。

「FRIENDSⅡ」の「きみをつれて」に関連している部分があると思ったのでこのタイミングで考察していきます

 

では、恒例の歌詞のおさらいから

 

Warp

 

3年ぶりに話したって 違和感ないなんて

意外と僕らたいしたもんだ 感心しちゃうよ

見違える程に 人が成長するっていうのは

やはり時間がかかるもんだ やんなっちゃうよ

 

最新のnews移り変わっても

笑える視点は同じ

 

ほんの最初の一声で スイッチが入り

時間も距離も あっという間に縮んでゆく

君さえよけりゃ あの時の答えを今言うよ

「きらいなわけないだろ」

 

忘れ物とりにきただけなのに もう2時間

そういう意味じゃ 少しだけ違和感あるかもね

今頃CD1枚っていうのも変だし

そんなにじっと見つめるのも いってみれば変

 

ショートヘアは 初めて見たけど

シャツの色は 今日も白い

 

ほんの最初の一声でスイッチが入り

オリジナルの香りが 体かけめぐる

しびれながら思わずため息が漏れる 気づいたかい?

「きらいなわけないだろ」

 

要するに感謝の気持ち忘れて

僕ら離れ離れになった

もしかしたら 忘れ物ってそれじゃないの?

 

ほんの最初の一声で スイッチが入り

時間も距離も あっという間に縮んでゆく

涙のあとさえもう 見えないその顔に

急に 懐かしくて新しい微笑みが浮かぶ

君さえよけりゃ あの時の答えを今言うよ

 

「いっしょにいてほしい」

「ずっと いっしょにいてほしい」

 

作詞 稲葉浩志

 

 

では、「FRIENDS」に関連しそうな部分を取り上げて考察していきましょうね~

 

考察1

「3年ぶり」

ここは「いつかのメリークリスマス」や「どうしても君を失いたくない」が複数年の想い出を歌っている、という考察や、「僕の罪」「もう一度キスしたかった」で考察した一度別れてヨリを戻す、の考察に重なるな~と思っています

 

考察2

「わすれもの」

これは「きみをつれて」の考察4の部分で説明した背景につながる部分だと思います。

知らないうちに忘れてきたもの=感謝の気持ち なのかな、と。

 

 

考察の種

「感謝の気持ち忘れて」

別れの理由が「夢」じゃない部分。違うストーリーじゃないの?

と思うでしょうけど。

芽が出るのを待ってください♪

「時間も距離も」

ワープなのに、時間?

「あの時の答え」

彼女から聞かれたことに対する答え。いつ聞かれたんでしょうね?

 

では、次の考察でお会いしましょう

「きみをつれて」について

FRIENDSⅡの考察も、とうとう最後になりました

 

この曲も、あるひそかな恋のような、ちょっと不穏な空気が続きます

 

ではまずいつもの歌詞のおさらいから!

 

きみをつれて

 

君と知り合いになってから

かなりの時間が過ぎた

何もかもが新しく浮かれたようにはしゃぎ続け

禁断の果実をむさぼる そんな暮らし

長くはもたないね

 

行ってみたいよ 君を連れて

名前のない場所に

見渡す限り 風の強い砂漠で

彷徨い歩く

 

いいかい これは繰り返しじゃない

だから臆病にはなるな

人は過去に学び 前に進むはずだ

自分に言い聞かせて また転がろう

きっとまだ楽しめる

 

行ってみたいよ 君を連れて

かばんも持たずに

言葉も知らない 異国の路地裏で

迷子になってみる

 

明日はどうなるか わからない世界

それはわかっている

でもおもいきって 僕たちの未来を

話してみよう

 

もう一度だけ 君を連れて

旅をしてみたい

知らないうちに 忘れてきたもの探し

道をたどる

 

作詞 稲葉浩志

 

 

さて。

明確な期間は書いてませんが、「かなりの時間」が経った2人が描かれています

早速ですが、考察していきましょうね

 

考察1

旅に行く理由

倦怠期をにおわせる表現で始まるこの曲。かなりの時間を一緒に過ごした2人の間には「何もかもが新しく 浮かれたようにはしゃぎ続け 禁断の果実をむさぼる」日々があったことを描きつつも「長くはもたない」と言っています

まぁ、恋愛って最初はがーっと盛り上がるけど、ずっとは続きませんもんね。

刺激を求めて、名前のない場所に行ってみたいのかな?

 

考察2

繰り返し?

2番のAメロ。自分に言い聞かせる描写です。この「繰り返し」という表現、どこかで見た記憶がないですか?…そう「FRIENDS」のscene2「僕の罪」に出てきましたね

僕の罪の「罪が始まって繰り返す」という表現。この時の心情が2番のAメロで歌われている、と思うのです!

「付き合ってから」ではなく「知り合ってから」という表現なのも、この二人の間に色々な出来事が起きたことを示唆しているのだと思うんです。

 

考察3

おもいきって…?

僕たちの未来を話すことに「おもいきって」って表現がつくことで、なんだか勇気がいるような、今まで見て見ぬふりしてきたような、ちょっと後ろ向きな空気がにじむ気がしません?

「わくわく」して未来について語るというよりは、「そろそろ」「いよいよ」みたいなさすがにもうこれ以上見て見ぬふりできないよね、って空気。

この空気、どこかでながれてましたね?

そう!「FRIENDS」のscene5「どうしても君を失いたくない」に流れる空気にそっくり!

「二人のことに蓋をして生きるとか 激しく憎み合って忘れるとか」

こんな話をするなら、そりゃ「おもいきって」って言葉をつけたくなりますよ。

 

考察4

もう一度だけ?

そしてそのあとに続く「もう一度だけ」の表現。付き合ってたらこんな表現にはなりませんよね。別れた君と「もう一度だけ」旅をしてみたい。

そして「道をたどる」の表現。

これも「どうしても君を失いたくない」に出てくるこのシーン

「いつか一緒に海に行こう波の音を聞きたい あの日の砂の上で踊ろう過行く日々に手をふって」につながってきます。

恋じゃなくなる日」で思い出を埋めた砂浜に、波の音を聞きに「もう一度」行きたいね。知らないうちに忘れてきたものが見つかるかもしれないし。

 

っというわけで「きみをつれて」は「FRIENDS」の多くの曲につながりを感じる仕上がりとなっておりました。

 

これで「FRIENDS」「FRIENDSⅡ」と考察が終了となります

また、前回のように数曲「周辺考察」を挟んで「FRIENDSⅢ」の考察に移行しようと思います。

 

 

考察の種

「知らないうちに忘れてきたもの」

なんでしょうね?

 

「ある密かな恋」について

FRIENDSⅡの考察も残すところあと2曲となりました

今回は特に怪しげな雰囲気の曲となっております

 

では、歌詞のおさらいから

 

ある密かな恋

 

夢の中で また君とつきあえた

なんだかとても楽しそうに待ち合わせ

 

くびれた腰にてなんかぐっとまわしちゃって

やらしいね あの感じはかなりいい

お互いずっと探し求めていた相手に会えたようなふたり

 

だれにも話せないねこんな恥ずかしい話

いつになってもこの思い伝わることはない

 

雑誌で君を また見つけた

 

なんて素敵な人がいるものだ どうもありがとう

幸か不幸かこの出会い Yeah

どんなに疲れた時でもなぜか 君を想えば楽になる

 

人生にはまだまだきっと楽しいことがあると思う

邪魔されずに会えたなら他には何もいらない?

 

君が僕を誘惑するのは無意識じゃない

わかっていてやってるに決まってる

 

彼女に話せるわけない こんなやばい気持ちを

今更何も捨てられない 小心者の恋

 

君を想って この後ずっと 生きてゆこう それでいい

君を想って この後ずっと 頑張っていこう 何も変わらない

 

作詞 稲葉浩志

 

 

はい。皆さんはどう感じますか?

今お付き合いしている女性がいるのに、ほかの女性の夢をみたり。雑誌でみつけたり。

彼女に話せるわけない気持ちを抱えて、それでも元カノには戻れない小心者の恋を描いた、なんとも生々しい歌詞ですね。

そして、引っかかる部分がまた多い!

 

考察1

「夢の中で また君と付き合えた」

この「また」ですけど。意味はどっちでしょうね?

夢で「また君と付き合えた」のか「また夢を見れた」のか。

個人的には、付き合ったことがなくて「夢で」付き合ってるんでしょうね。その夢を「また」見ることができたっていう意味だと思うんですよ。

だから「誰にも話せない恥ずかしい話」って表現なんですね。

 

考察2

「わかっててやってるにきまってる」

付き合った過去はないけど、二人はどうやら面識はあるようです。彼女がいるのにわかってて誘惑してくる君。

なんだかちょっと不穏な空気がながれてますね?

 

とまぁ、彼女がいるのに、ほかの女性に誘惑されてまんざらでもない僕。

ぱっと見、今までの考察につながらないように見えますが、関連するのは…ここ!!

 

考察3

「いまさら何も捨てられない 小心者の恋」

小心者は彼女に「気になる人がいる」と話すことも出来ずに、この恋をどうしたのか。

そう。おさえたんですね。「君を想ってこの後ずっと生きていこう」と決めて、この恋を胸の奥に秘めたままにしようとしたんです。

 

ここが、「もう一度キスしたかった」の「抑えていた恋をぶつけ合った」につながると思うんです。そうなると「傷つくことをおそれない」の表現にもちょっと別の意味が見えてきそうな感じですね?

改めて種に追加しておきましょう

 

彼女がいるから、いまさら何も捨てられないから、抑えたはずの恋

浮気なのか?彼女と別れて選んだのか? この辺は今後明らかになっていく予定です

 

考察の種

「傷つくことをおそれない」

今更何も捨てられない 小心者の恋

「BABY MOON」について

さて、今回はFRIENDSⅡ4曲目、「BABY MOON」です

 

まずは恒例の。

 

「BABY MOON」

 

何度電話しただろう 受話器おいてもう出かけよう

さみしい首都高 憑かれたように走れ

いやいやでも 仕方なしでもいい部屋に入れて

月はオレンジの頼りない BABY MOON

 

今夜 ダメになりそう

ほかに行く所も特にない

Ah こんな僕を見ても

君は可愛く笑ってるだけでしょう

 

大人びてるアイスレモンティー 氷がグラスで音をたてるたびに

僕は狂った犬になって 噛みそう

 

ああもう ヘンになってくる

君の光を浴びるほどに

教えて この関係どう思う?

青少年なこの気持ち弄べよ

 

BABY,I'm BABY MOON 石になりそう

君の光を浴びないと

You're the SUN 僕だけを照らして

ああもうどうでもいい いっそ始めてしまおう

ねぇ ギクシャクしてみよう

 

歌詞 稲葉浩志

 

 

曲を通して、惚れ込んだ男性の心情が描かれています。それもなかなかのハマりっぷりです。冒頭では、何度も電話して、たぶん繋がらなかったんでしょうね。首都高を飛ばして君の部屋に向かっています。

中盤以降も「狂った犬になって噛みそう」「ヘンになってくる」「石になりそう」と君の魅力にどっぷりハマった様子が描かれていますね。

 

さて、そんな中で考察していきましょう

考察1 二人の関係

。最後の「始めてしまおう・ぎくしゃくしてみよう」という表現から、どうやら二人はまだ恋愛関係ではないようです

そして、女性に関して「大人びてる」という表現。僕の「青少年なこの気持ち」とあるように、女性のほうが年上のようですね。

 

考察2 BABY MOON

ベイビームーンで調べると「出産前にいく旅行」のことが出てきますが、この曲では空に昇ったばかりの月のことを表現しています

「オレンジの頼りない月」と、後半に出てくる「You're the SUN」は、考察1の関係性ともリンクしますね。

 

考察3 二人の結末

年上の女性にのめりこんでいる「僕」ですが、この関係は結局どうなったのか?までは描かれていませんね。

描かれてはいないのですが、なんだか不穏な空気が含まれているように思うんですよ。

「ギクシャクしてみよう」なんて提案、なかなかしないですし。

 

さて、この状況ですが、僕は「傷心」の前のシーンではないかと思ってます。

傷心に出てくる「あの日のようにまた自分が分からなくなる」の「あの日」がここで歌われていると思います。

傷心では「求めあい過ぎる」という表現がありますが、求めすぎてしまったことで、この「ギクシャク」した関係は花火のようにはじけ散ってしまったのではないか?

 

そう思っています。

 

 

考察のかけら

「君は可愛く笑ってるだけ」