さて、今回はFRIENDSⅡ4曲目、「BABY MOON」です
まずは恒例の。
「BABY MOON」
何度電話しただろう 受話器おいてもう出かけよう
さみしい首都高 憑かれたように走れ
いやいやでも 仕方なしでもいい部屋に入れて
月はオレンジの頼りない BABY MOON
今夜 ダメになりそう
ほかに行く所も特にない
Ah こんな僕を見ても
君は可愛く笑ってるだけでしょう
大人びてるアイスレモンティー 氷がグラスで音をたてるたびに
僕は狂った犬になって 噛みそう
ああもう ヘンになってくる
君の光を浴びるほどに
教えて この関係どう思う?
青少年なこの気持ち弄べよ
BABY,I'm BABY MOON 石になりそう
君の光を浴びないと
You're the SUN 僕だけを照らして
ああもうどうでもいい いっそ始めてしまおう
ねぇ ギクシャクしてみよう
歌詞 稲葉浩志
曲を通して、惚れ込んだ男性の心情が描かれています。それもなかなかのハマりっぷりです。冒頭では、何度も電話して、たぶん繋がらなかったんでしょうね。首都高を飛ばして君の部屋に向かっています。
中盤以降も「狂った犬になって噛みそう」「ヘンになってくる」「石になりそう」と君の魅力にどっぷりハマった様子が描かれていますね。
さて、そんな中で考察していきましょう
考察1 二人の関係
。最後の「始めてしまおう・ぎくしゃくしてみよう」という表現から、どうやら二人はまだ恋愛関係ではないようです
そして、女性に関して「大人びてる」という表現。僕の「青少年なこの気持ち」とあるように、女性のほうが年上のようですね。
考察2 BABY MOON
ベイビームーンで調べると「出産前にいく旅行」のことが出てきますが、この曲では空に昇ったばかりの月のことを表現しています
「オレンジの頼りない月」と、後半に出てくる「You're the SUN」は、考察1の関係性ともリンクしますね。
考察3 二人の結末
年上の女性にのめりこんでいる「僕」ですが、この関係は結局どうなったのか?までは描かれていませんね。
描かれてはいないのですが、なんだか不穏な空気が含まれているように思うんですよ。
「ギクシャクしてみよう」なんて提案、なかなかしないですし。
さて、この状況ですが、僕は「傷心」の前のシーンではないかと思ってます。
傷心に出てくる「あの日のようにまた自分が分からなくなる」の「あの日」がここで歌われていると思います。
傷心では「求めあい過ぎる」という表現がありますが、求めすぎてしまったことで、この「ギクシャク」した関係は花火のようにはじけ散ってしまったのではないか?
そう思っています。
考察のかけら
「君は可愛く笑ってるだけ」