wataame_1985の日記

B'zファンです。歌詞考察がしたくて始めました

scene4.「seasons」scene5.「どうしても君を失いたくない」

この記事のメインはSCENE5.「どうしても君を失いたくない」になります

 

インストゥルメンタルの「seasons」に関しては

SCENE3.とSCENE5.の間に「いくつかの季節が流れた」という意味で間違いないと思いますし、インストゥルメンタルの考察ができるほど音楽に詳しくはないので、軽く流しちゃいますね。

 

それでは、「どうしても君を失いたくない」の考察の前に、恒例の歌詞のおさらいです

 

どうしても君を失いたくない

 

狂いなく季節は繰り返し 新しい冬がまた来る

凍り付くような空気に包まれ 今日もめまぐるしく僕は暮らす

 

明け方の濡れた道に 車を止めて一人で目を閉じ

少しだけ懐かしい夢を見た 僕が走る夢を

 

どうしても君を失いたくない 胸の奥から叫んでる

戻ることのない流れの中で 心燃やした人だから

 

窓に落ちる雪の粒は はかなく溶けてなくなり

人気のない交差点を並んで歩く二人が見える

 

恋じゃなくなることは 人を裏切ることになるのか

愛を貫くことの結果は ひとつなのか

 

どうしても君を失いたくない 胸の奥から叫んでる

戻ることのない流れの中で 心燃やした人だから

同じ涙を流し合える かけがえのない人よ

どうか強く手を取り合おう つらい時は泣けばいい

 

2人のことに蓋をして生きるとか 激しく憎み合って忘れるとか

僕らの行き先がどこかに あるはずだ

 

どうしても君を失いたくない 胸の奥から叫んでる

戻ることのない流れの中で 心燃やした人だから

いつかいっしょに海に行こう 波の音を聞きたい

あの日の砂の上で踊ろう 過ぎゆく日々に手を振って

 

追憶のかけらはうっすらと白く 世界を包んでいる

君は目覚め出かけてゆく 変わらない街のひとごみの中に

 

作詞 稲葉浩志

 

 

では、考察に入っていきましょう

この曲も、過去の回想がメインの歌詞となっています。

 

SCENE4.「SEASONS」を挟むまでもなく、歌詞にも出てますね。「新しい冬」

新しい冬を迎えた僕は「少しだけ」懐かしい夢を見ます

 

明け方の濡れた道に 車を止めて一人で目を閉じ

少しだけ懐かしい夢を見た 僕が走る夢を

 

 

この「僕が走る夢」は、いつかのメリークリスマスの「僕は走り閉店間際君の欲しがった椅子を買った」の部分の描写だと思います。

季節が巡って、あのクリスマスを車の中で思い浮かべています

 

ちょっとここは、考察が進んだときに変わるかもしれないのですが

「人気のない交差点を並んで歩く二人が見える」も回想で、俯瞰で思い返している描写になっています。「恋じゃなくなる日」の「ほんの少し離れて歩く」のシーンじゃないかと思っていますが、根拠が薄くちょっと自信がないです

 

恋じゃなくなることは 人を裏切ることになるのか

愛を貫くことの結果は ひとつかのか

 

2人のことに蓋をして生きるとか 激しく憎み合って忘れるとか

僕らの行き先がどこかに あるはずだ

 

 

ここは「恋じゃなくなる日」につなげた表現になっていると思います

なんということでしょう。恋じゃなくなる日で「愛」に変わった2人の関係は多くの人が選ぶ「愛を貫くこと」の結果(結婚?)にはたどり着かなかったようです。

蓋をして生きるか、憎み合って忘れるか。

僕らなりの愛の貫き方を探している2人が描かれます。

 

いつかいっしょに海に行こう 波の音を聞きたい

あの日の砂の上で踊ろう 過行く日々に手を振って

 

 

「あの日の砂」は、恋じゃなくなる日に出てきた

「小さな貝殻にひとつずつ絵を描いて 思い出を砂に埋めていく」(考察の種)の砂ですね

 

どうしても君を失いたくない 胸の奥から叫んでる

戻ることのない流れの中で 心燃やした人だから

 

 

この部分だけを見ると愛の告白のようにも聞こえますが、曲全体を通してみると

「恋じゃなくなる日」を中心に、二人の関係の緩やかな終わりが描かれている印象です。

 

どうしても君を失いたくないけど、僕らの行き先は消して明るくない。

恋じゃなくなること、愛を貫くことに対する葛藤がありながらも

「蓋をして生きる」とか「忘れる」とか。僕たちなりの行き先を探している。

 

もしかしたら「FRIENDS」っていうアルバム名にあるように

友人として関係を続ける、そんな行き先を見つけるのかもしれませんね

 

 

とりあえず、ここで「FRIENDS」の考察はひと段落です。

次回から少しほかの曲を触った後に、「FRIENDS2」の考察に入っていきます

 

考察の種

「明け方の濡れた道」「窓に落ちる雪」「追憶のかけら(雪)はうっすらと白く世界を包んでいる」

天気というか、外の描写の違いはなに?

 

「心燃やした人」

こんなに燃え上がるような描写あったっけ?

 

 

では、次回もお付き合いくださいませ。